聖路加国際病院の元院長・日野原重明先生と言えば、百歳を超えても現役を貫いた、まさに伝説のお医者さんですね。

幻冬社文庫, 令和2年4月初版,好評発売中

その重明先生と晩年をともに過ごされたのが、日野原眞紀さんです。重明先生最期のメッセージ本と言われる『105歳 どうしても遺したかった言葉 生きていくあなたへ』の文庫化に当たり、あとがきを記されたのも眞紀さんです。

詳しくはぜひ本書を手に取って頂ければと思いますが、本編ではまだ見ぬ世界に向かわれる重明先生の心の様子が丁寧に綴られています。さらにあとがきには、重明先生と過ごした最期の日々が、眞紀さんによって優しく温かく語られ、感動的です。ぜひご一読をおすすめします。

現在の眞紀さんは、講演やコミュニケーション研修をこなしていらっしゃいますが、今回、私の翻訳出版にご賛同頂き、クラウドファンディングにもご支援を頂きました。土を守り、土壌を未来へ繋げる自然派ワインに関心を寄せて頂き、本書の内容にも好感を持ってくださいました。この場を借りて、心から感謝と御礼を申し上げます。

また、このご縁を頂いたのは、キルト作家の黒田街子先生です。黒田先生は和歌山県の山村に「蒲公英工房」を構え、まさに自然派の暮らしを実践していらっしゃいます。写真の後ろに飾られたキルトは黒田先生の作品です。先生も私の翻訳企画に理解を示し、サポートしてくださっています。いつも本当にありがとうございます。

お二人のご活躍を、TERRAはこれからも応援します。