文法のお話を交えながら、こちらのしおりに書かれていることを解読していきます。

 

今回は、最後のフレーズ ”Perché vuoi troppo bene a chi lo riceverà per regalargli qualsiasi altra cosa” [ペるケ ヴゥオイ トろッポ ベーネ ア キ りチェヴェら ペる れガラるリィ クアルスィーアズィ コーザ]を見ていきたいと思います。

 

◆Perchéは「なぜならば」という意味です。

◆vuoi troppo bene a chi lo riceverà

・”volere bene a +人” で、「誰々を好きである」という意味になります。

・chiは、先行詞を含む関係代名詞で、chi lo riceveràは「それ(un libro)を受け取る人」という意味ですので、

vuoi bene a chi lo riceveràは、「君はそれを受け取る人を好きである」という意味になります。

・これに「あまりにも~すぎる」という意味の副詞”troppo”が入ると、

”vuoi troppo bene a chi lo riceverà”

「それを受け取る人をあまりに好きすぎる」という意味になります

ちなみに、メールの文末などに ”T.V.B.” と書かれている場合がありますが、これは、”Ti(=a te)  Voglio Bene.”「君が好きだよ」の頭文字です。

◆per regalargli qualsiasi altra cosa

・regalargli の”gli” は、”a +lui (=chi lo riceverà)”「彼に」を置き換えた代名詞です。

「人(誰々)に」という意味を表す事が多い「a +人」(間接目的語といいます)ですが、代名詞で置き換えることができます。間接目的語を置き換える代名詞を間接目的語代名詞といいます。

”gli”以外の間接目的語代名詞も見てみましょう。

a me= mi「私に」

a te = ti「君に」

a Lei = Le「あなたに」

a lui = gli「彼に」

a lei = le「彼女に」

a noi = ci「私たちに」

a voi = vi「君たち/あなたたちに」

a loro = gli「彼ら/彼女たちに」

“regalargli”のように不定詞に結合させて、「彼に送る(こと)」という意味を表すことができます。

・qualsiasiは、「どんな~でも」という意味の形容詞ですが、修飾する名詞の性数に応じて語尾変化せず、いつもこの形のままです。

”qualsiasi altra cosa”「他のあらゆるもの」 のように、名詞の単数形につくことが多いですが、複数形につく場合もあります。その場合は、複数形の名詞の後ろに置かれます。

[例] Sono libri di prof. Kyoto, non libri qualsiasi. Trattateli bene!

 

“per regalargli qualsiasi altra cosa”は、「彼に(=本を受け取る人に)あらゆる他のものを送るには」という意味になります。

 

それでは、文全体(Perché vuoi troppo bene a chi lo riceverà per regalargli qualsiasi altra cosa)の意味を見ていきましょう。

“troppo… per +不定詞” という構造になっているとき、「~するにはあまりにも…である」のような訳し方をすることができます。

”Perché vuoi troppo bene a chi lo riceverà per regalargli qualsiasi altra cosa”

「他のあらゆるものを送るにしては、本を受け取る人をあまりにも愛しているから」

(=大好きなその人への贈り物は、最高のプレゼントである本以外にない)

 

これで【しおりのイタリア語】はおしまいです。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。Vi voglio tanto bene!