今日は、日本でもなじみのある「スパゲッティ」という名詞を見ていきたいと思います。
スパゲッティは、イタリア語では、”Spaghetti” [スパゲッティ] と表記します。” -i ” で終わっていますね。
前回、イタリア語の名詞は、” -a” や、” -o” や、” -e” で終わることが多いをいうお話しをしました。
と、いうことは、 “Spaghetti” は、例外的な単語なのでしょうか?
実は、イタリア語の名詞は、その名詞が単数か複数かによって語尾の形が変わります。
スパゲッティは、たいていこのような感じで提供され、麺1本で出てくることは、ありませんね。
“Spaghetti” [スパゲッティ]は、“Spaghetto” [スパゲット]の複数形なのです。
まれに例外はありますが、
-o で終わる名詞の複数形は、語尾が -i
-a で終わる名詞の複数形は、語尾が -e
-e で終わる名詞の複数形は、語尾が -i
になります。
つまり、
gelato [ジェラート]「アイスクリーム」 の複数形は、gelati [ジェラーティ]
pizza [ピッツァ]「ピザ」 の複数形は、pizze [ピッツェ]
chiave [キアーヴェ]「かぎ」の複数形は、 chiavi [キアーヴィ]
のようになるということです。
単数形、複数形という名称ではありますが、その名詞が0個のときは、複数形を用います。
例えば、最近は感染症が流行していますので、テレビやラジオなどで感染者数が伝えられることが多いですね。感染者数は”caso” [カーゾ]「症例」を使って表現されます。
感染者数0人と表現するときは、”0 caso” ではなく、”0 casi” [ゼロ カーズィ] となります。
◆もしよろしければ、こちらの動画もご覧ください。
「名詞の数」についての解説は、03:10~です。
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