このブログでは、イタリアのテイクアウトグルメをご紹介していきます。
今回は”cappelletti al ragù”[カッペッレッティ アル らグ]”です。

cappelletti[カッペッレッティ]は、チーズやひき肉などの詰め物をしたパスタの一種です。
帽子のような形をしていることから、「小さな帽子」という意味を持つこの名前が付きました。

イタリア語で「帽子」は”cappello[カッペッロ]”といいます。
また、名詞の語尾に”-etto[エット]”という接尾語を付けると、「小さな」や「かわいい」という意味を表すことができます。
“cappello”に”-etto”を付けて、”cappelletto”となり、
“cappelletti”は、その複数形です。この料理を指すときは、こちらの複数形を用います。

イタリア語でミートソースは”ragù[らグ]”といいます。写真のようにミートソースで和えているものを、
“cappelletti al ragù”[カッペッレッティ アル らグ]”
といいます。

ミートソースに絡めて食べる以外にも、スープの中に入っているものもよく食べられますが、こちらは、
“cappelletti in brodo”[カッペッレッティ イン ブろード]”
といいます。
イタリア語では、具入りのスープのことは”zuppa[ズッパ]”といいますが、コンソメスープや煮出し汁のようなスープは、”brodo[ブろード]”と呼ばれます。
(ラーメンのスープは”brodo[ブろード]”を使って表現します。昔、”zuppa di ramen”と言ったら、驚かれたことがあります。)

cappellettiの主な生産地は、 エミリア・ロマーニャ州、マルケ州などです。これらの地域に行かれる際は、ぜひ試してみてくださいね。